底脱の井 (鎌倉十井)  戻る

 名称  底脱の井  そこぬけのい 
 場所  海蔵寺の門前 右手
 他  


  【横の解説板より】


 底抜けの井
(そこぬけのい)

 この井戸は、鎌倉十井の
ひとつです。
 中世の武将の安達秦盛の
娘・千代能が、ここに水を
汲みに来た時、水桶の底が
すっぽりぬけたため、
 「千代能がいただく桶の底
脱けて、水もたまらねば
月もやどらず」
とうたったことから、この
名が付いたと言われていま
す。
 井戸の底ではなく、心の
底が抜けて、わだかまりが
解け、悟りが開けたという
投機(解脱)の歌です。