海蔵寺・岩船地蔵堂  戻る

名称  海蔵寺・岩船地蔵堂  カイゾウジ
イワフナジゾウドウ

 
辻にある地蔵堂
 案内板の内容  【 】は補足

 亀ヶ谷辻に建つこの堂は、古くから頼朝の娘大姫を供養する地蔵堂だと言い伝えられてきました。
 木造地蔵尊の胎内の銘札にも 『大日本国相陽鎌倉扇谷村岩船之地蔵菩薩者當【現在の当】時大将軍右大臣頼朝公御息女の守本尊也』 との記述があり、続けて元禄三年【1690年】に堂を再建し、あらたに本尊を造立した旨が記されています。
 『北条九代記』 にも許嫁との仲を裂かれた娘が傷心のうちに亡くなったこと、哀れな死を悼む北条、三浦、梶原など多くの人々が、この谷に野辺送りしたことが記されています。
 このたび堂を再建し、本仏石造地蔵尊を堂奥に、今なお、ほのかに紅をさす木造地蔵尊を前立像として安置し、供養いたしました。
 心ある方は、どうぞご供養の合掌をなさって、お通りください。
 平成十三年十一月吉日   海蔵寺

 
前立像・木造地蔵尊
 
とても優しい顔立ちをしている。